冬の太陽って本当にありがたいですよね。

冬は太陽が真南にきたときの地平線との角度、

いわゆる南中高度が小さくなります。

館山市周辺の南中高度は冬至で32.6度、

夏至の79.4度と比べると46.8度の差。

 

太陽の軌道が低いということですから

暖かい日差しが部屋の奥まで入ってきます。

ゆえに南側の窓ガラスは外からの熱を遮るより

むしろ取り込み、室内の熱を断熱すべきです。

自然のチカラを味方にする考え方の1つです。

 

さて、その太陽のありがたさを知った日の話。

 

館山市九重地区で新築中の省エネルギー住宅。

敷地内に現在お住まいになっている家があり、

その部屋で家づくりの打合せをしてきました。

 

先週日曜日午後、いつものように訪問すると

新築中の家の玄関先にレジャーシートがあり

サッシ枠に子供達の上履きが干してあったり

リビングになる室内に小さな机とイスが。

 

話を聞くと、この日は暖かい陽気だったので

玄関先では子供達がおやつを食べてみたり、

おじい様おばあ様がリビングでお茶したりと

新居を先取りで楽しまれていたようです。

 

リビングには南向きの大きなテラス窓が2つ

透湿防水シートを張り終えたので風は無し、

とはいえ吹付発泡断熱はまだ未施工ですが

13時を過ぎた頃の家の中はポカポカ。

 

現在のお住まいの敷地は低い山に囲まれ、

家は東面に窓ガラスが多く配置されており

太陽の日差しが部屋の中に差し込むことは

ほとんどないという暮らしだったようで、

まだ断熱していない暖房器具もないココが

居心地がよかったので・・・とのこと。

 

そうしたら、ここで打合せしましょう!

 

リビングへ現場で使っている組立式の机と

いつもは外に置いてあるベンチを持ち込み

おとなしくしている約束で子供達も一緒に

吹付発泡断熱施工前に確認すべき点を相談。

お姉ちゃんは新しい家の模型をスケッチ。

妹ちゃんはマイブームのたこ焼きを描く。

 

IMG_1309 (2)

 

打合せがまとまってきた15時を過ぎると

無断熱の室内はさすがに室温が低くなり

頃合いよく元の状態へ片付けました。

 

冬の太陽のありがたさを感じることができ、

ここへさらに発泡断熱材が吹付られたら

もっと暖かさを保つことができるわけで、

暖房器具の利用減少にもつながりますし、

省エネルギーの家になることも実感!

 

断熱性能を知るには体感するコトが1番。

今週土曜日のバスツアー参加申込〆切

明日までとなりますのでお急ぎください。

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以上、家づくりエンターテイナーの

早川建設 信川文紀でした。