2025年5月28日
スタッフブログ
みなさん、こんにちは。
MonoHousing早川建設の伊藤です。
東京から南房総に移り住んで、早いもので9年が経ちました。
こちらに来て、東京ではなかなか実感できなかった季節の移ろいを、日々の暮らしの中で感じられるようになりました。
今は、ちょうどホタルが出始める季節です。
もうすぐ梅雨入りで、正直ジメジメした天気はあまり得意ではないのですが、その前にしか見られないホタルの姿を毎年とても楽しみにしています。
東京に住んでいた頃は、ホタルの季節になると遠方まで見に行ったこともありました。
車で数時間かけて出かけ、暗い夜道を歩きながらホタルの光を見つけたときの感動は、今でもよく覚えています。
でも今は、そんなホタルが家の前の用水路に現れるんです。
毎年5月下旬から6月ごろの夜、だいたい7時過ぎになると少しづつ光が現れ、8時を過ぎるころには不思議なくらい一斉に姿を消していきます。
静かな夜にぼんやりと光が舞う光景は、この季節だけの特別なもので、何度見ても飽きることがありません。
ホタルのまたたくリズムが、呼吸を合わせるように揃う瞬間があったりするのも面白いです。
ときには家の中にホタルが迷い込んでくることもあるんですよ。
うちの前の道は奥が行き止まりの農道で、街灯もなく車もほとんど通りません。
そんなほの暗い環境が、ホタルにとって居心地がいいのかもしれませんね。
夜に外へ出てホタルを眺めていると、近所の方が見に来ていてもお互い暗くて気づかず、ばったり出くわして驚くこともあります。
ホタルといえば、ゲンジボタルとヘイケボタルが有名ですが、家の近くで見られるのは、体が小さいのでヘイケボタルかな?と思っています。
幼虫の頃は「カワニナ」という小さな巻き貝を食べるらしく、以前に近所のおじさんが、「これがホタルの餌になるんだよ」と教えてくれました。
成虫になると餌は何も食べず、水を飲む程度で寿命も1〜2週間ほどだそうです。儚いですね。
水のきれいなところにしか生息しないとも聞きますので、この環境が守られて、いつまでもホタルが姿を見せてくれるといいなと願っています。
こうした自然をすぐそばで感じられるのが、南房総や館山での暮らしの魅力だと思います。
ホタルだけでなく、鳥の声、新緑や花の香り、夜空に広がる星空など、都会ではなかなか味わえない自然の豊かさが日常の中にあります。
もちろん移動に車が必要だったり、少し不便なこともありますが、そのぶん季節の変化を身近に感じて、自然と共に暮らしている実感があります。
ちなみに、早川建設で販売している「みよし分譲地」(https://www.hayaken.co.jp/land/land-29167/)も、里山に囲まれた自然豊かな場所にあります。
もしかすると、みよし分譲地の近くでもホタルの姿が見られるかもしれませんね。
ご興味のある方は、ぜひ現地にいらしてみてください。
梅雨入りまでのわずかな期間ですが、今年も家族で、ふんわりと光るホタルの姿を楽しみたいと思います。