新年もスタートして1月も後半。子どもたちが通う学校では少しずつインフルエンザが流行している模様。そして、ここのところ厳しい寒さと空気の乾燥も重なって火災が多発しています。みなさん火の元には十分ご注意ください。m(__)m

 

□1月17日は阪神淡路大震災が発生した日

 

震災から22年が経過しました。この日の出来事は工務店としては忘れてはならない出来事のひとつ。去年、神戸に行く機会がたまたまありましたが、震災を忘れてしまいそうなほど復興がなされていて、良かったと思うと同時に家づくりを業とするものにとって、耐震という性能の重要さを忘れずにしっかりとお客様に伝えていかなければならないと、身が引き締まる思いでした。

 

去年の4月14日に起きた熊本の震災では、仮設住宅の用地確保や、倒壊で発生したゴミの処理などの問題もあり、復興が遅れているとのニュースを聞きました。この寒さのなかで仮設住宅で過ごしている方々の心労を考えると、並大抵のことではないと思います。

 

いちはやく復興が進むことを祈念するとと共に、私たちの地元で大規模な地震がおこる可能性もかなりの確率であるといわれているなか、いつ起こるかわからない地震に対して、私たち早川建設は地元工務店として、倒壊によって命が奪われるようなことがないような家をつくることは当然として、大規模な地震が起きた後に避難所生活をしなくてもすぐに帰れる家づくりを進めていくことを誓います。

 

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出典:東京都耐震ポータルサイト
http://www.taishin.metro.tokyo.jp/ploof/when_earthquake.html

 

□耐震等級1と耐震等級3の違い

 

熊本の震災では、平成56年以前(旧耐震基準)に建築した家は5棟に1棟が大破。新耐震基準(耐震等級1)で建築した家100棟のうち7棟が大破していて、全壊は免れたとしても到底その家では生活できない状態でした。

 

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耐震等級3で建てられた家(新耐震基準の1.5倍の耐震性)は、わずかの損傷があったものの被害がなかったとの調査結果が出ています。

 

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このように、工務店がお客様にお勧めするべき住まいは後者だというは一目瞭然。コストダウンのために耐震等級3にするためにかかる費用の説明を省略してしまいがちですが、本末転倒で本来なら耐震性能の説明が一番大切なことなのです。また、耐震等級3を証明することにより地震保険料も保険会社によってさまざまとはいえ、かなりの%で割引になります。私たちは常にお客様には説明させていただいております。

 

□リフォームする前に耐震診断

 

私たち早川建設は、これからキッチンやユニットバスなどの水廻りのリフォームや外壁の塗り替え貼替リフォームの際、必ずお客様には耐震診断をお勧めするように準備中です。家を建てる前に地盤調査をすることと同じ考えです。許容応力度という高度な計算をすることにより実現化した6.3倍という耐力壁を使うことにより、建物の中の壁をなるべく解体せず外側の工事だけで、家の耐震化を計るという取り組みです。面倒な仮住まいをすることもなく、家の耐震性能をUPことが可能です。詳しくはまたホームページでUPします!

↓1/25渋谷道玄坂フォーラムエイトにて耐震研修を受講しました。

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今住んでいる家の耐震性能を知らないという方々多いと思います。自分の家の耐震性を知ることが地震から身を守るための第一歩です。気になる方は問い合わせお待ちしております。

 

新築コーディネーター
永井 雄一