言葉が世界をつくる:小滝

みなさんこんにちはー。

女子ブログひっさしぶりの、おだきです。

なんでひっさしぶりなのかと言いますと、ただいまわが家の「おだき邸」が着工しており、そちらの経過を工事ブログに綴っているのです。

題して「とんかち日記♪ おだき邸~二人と二匹のわんダフルライフ♪」よろしくお願いします♪

犬ライン

 

さて今日は建築物省エネ法が改正されましたよーの話題です。

これから建てる住宅の省エネ性能について、建築士が説明を行う義務制度が始まることになりました。

制度の詳しい概要についてはこちら⇒省エネ住宅のススメ

国土交通省制作のマンガ 「ご注文は省エネ住宅ですか?」

 

どういう制度か、簡単に説明しますと

まず、省エネ基準とは、建物自体がどれくらい省エネかについての基準です。

建物が建つ地域別に、屋根や外壁、サッシなど建物を構成している建材、設備などを基に計算され、数値で測ることができます。

300㎡未満の住宅(一般的な住宅はほとんど含まれます)の設計をする際に、建築主に対して、その建物が省エネ基準に適合しているかどうかについて、建築士が書面を交付して説明することが義務付けられました。

そして建築主は、省エネ基準に適合した住宅を建てるよう、努力義務が課せられることになりました。

努力義務のためには、省エネ住宅とするためには何をしたらいいのか、いくらかかるのかなどを建築主も知らなくてはいけませんね。

それについての説明も、もろちん建築士が行うことになります。

この法律、わたしたちとしては、特に新たに何をする必要はありません。

MonoHousing早川建設は、私が入社する前から、これからの家づくりについて真剣に考えて、性能について勉強し、実際に建ててきました。

そしてそのことをご理解・納得の上で、わたしたちがご提案する家づくりを選択してもらうために、根拠を示し、時間をかけて説明してきました。

選択してくださったお客様には、建てたお家が省エネ基準に適合しているという証明を提示してきました。

なので、わたしたちの業務は何ひとつ変わりません。えっへん。

ところがこの制度、日本にとってはすごく小さな、しかしものすごく大きな第一歩なのです。

みなさん、日本の住宅の省エネは、世界から遅れをとっているってご存知でしたか?

世界から笑われているレベル・・・と言っても過言ではないんですね。

日本最強!の時代を生きてきた昭和生まれの私には信じがたいことです。今までもこれからも、日本って世界の最先端を行っていると思っていましたから。

日本に初めて省エネの基準が設けられたのは昭和55年。

その後、平成4年、平成11年と、二度にわたって改正が行われてきました。

しかし、その法律は「義務」ではありませんでした。その結果、コストのかかる省エネは浸透しませんでした。

 

そして、2011年。東日本大震災。それ以降、日本のエネルギー事情は急変することになります。

ついに日本の政府も大きく動き、平成25年(2013年)、省エネ基準は大幅に改正されました。

大きな建築物から徐々にH25基準をクリアすることが義務化され、2020年までには全ての建築物において必須となるよう決められたのです。

 

といっても・・・

その基準のレベルはかなり低く、さほど努力しなくてもクリアできる範囲でした。

なぜ省エネについて日本はもたもたしているのか。

毎年、勉強会や説明会に行くたびに言われることがあります。

「建てる側(工務店や建設会社)の知識・技術が追いついていない」と言うことです。

開発費をかけられる大手のハウスメーカーと、地元の建設会社や工務店の差は大きく、もしも法律が先行してしまったら、小さな工務店や建設会社はたちゆかなくなってしまう。という話です。

 

客観的に建築業界を見ていると、それには納得してしまいます。知識と技術の差は、その会社の取り組み方によってものすごく差があります。

そんな時代を経て、今回の改正です。説明義務制度です。

今回、基準がどうのこうの以前に、省エネについて説明する義務が定められました。

これまで建設会社や工務店によっては、省エネについて全く触れることなく家づくりを進めてきたところも多いと思います。

その結果、たくさんの建築主が情報を得ることなく、寿命の短い家を建て続けてきました。

私のまわりにもたくさんあります。たかだか築20年程度なのに命を脅かす家です。

 

命を脅かす家なんて、そんな大げさな~~~と言うなかれです。

うちの主人の母親はヒートショックで亡くなりました。無断熱のタイル張りの浴室で。

ストーブで暖まったリビングから寒い廊下を抜けて、寒い脱衣室で服を脱いで、熱いお湯につかります。

血圧は大きく変動し、ヒートショックが起きます。これが命を脅かす家です。

私は今も毎日そのお風呂に入っています。

みなさんはどうですか? 知らないだけで毎日、命がけで入浴していませんか?

親ががんばって建ててくれた家が、命を脅かす家となる。

あるいは住み続けることができなくて、また何十年ものローンを組んで新築する。

その子どもも、その子どもも・・・日本ではこれが当たり前ですよね。

でもそれではダメですよ!と、国が重い腰を上げてくれました。

最近、時代がどんどん変わっていくのを実感しています。

SDGsやフェアトレードといった言葉を当たり前に聞くようになってきました。

ネットの普及のおかげで、世界の状況を簡単に知れるようになりました。

自分さえよければいい時代は確実に終わりを迎えようとしています。

私たちが建てる家が変われば、地域が変わり、めぐりめぐって世界が変わる。

この改正は小さな小さな一歩ですが、ものずごく大きな一歩です!

 

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