対面キッチンは家族とのコミュニケーションも取りやすく非常に魅力的なキッチンです。
そんな対面キッチンの魅力をもっと引き出してみたくはないでしょうか。
そこで今回は、対面キッチンの魅力を引き出す、
カウンターテーブルの使い方についてご紹介します。
□カウンターテーブルの用途は?
まず、カウンターテーブルの3パターンの用途をみていきましょう。
*カウンターをテーブルとして使う
対面キッチンのカウンターをテーブルとして使うことで以下3点のメリットが生まれます。
料理を運ぶ必要がなくなるため、出来立ての料理を並べられます。
ダイニングテーブルを設置する必要がなくなるため、リビングを広々と使えます。
料理や洗い物の最中にも食事している人と面と向かってコミュニケーションを取れます。
写真:新築施工事例「女性建築家と建てる省エネとデザインのバランスの取れた家」より
*カウンター下を収納棚として使う
対面キッチンのカウンター下を収納スペースにすると、
キッチンに収納できなかったものを収納できます。
例えば以下のような使用頻度が少ないものを収納すると、
キッチン側の収納スペースにもゆとりが生まれるでしょう。
・ホットプレート
・カセットコンロ
・土鍋
・来客用カップやソーサー
・食料品のストック
キッチン側の収納に余裕がある場合は、
リビングやダイニングなどで使うものを収納しても良いかもしれません。
このように対面キッチンのカウンター下はデッドスペースになる可能性があるため、
その場合は収納棚を設置して有効に活用しましょう。
*植物や小物を置き飾り棚として使う
対面キッチンのカウンターにインテリアの一部として、
厳選した植物や小物を添えるとお洒落な空間を生み出してくれるでしょう。
また、植物を置く場合はお手入れをしっかりと行い、衛生状況を保ちましょう。
□カウンターテーブルのおすすめな高さと幅とは?
対面キッチンの高さや幅によって、合わせる椅子や、使い方に違いが出てきます。
*高さによる違い
・70センチメートル
一般的なダイニングテーブルやデスクと同様の高さで、ダイニング用の椅子が使えます。
こちらはお子様の学習に丁度良い高さです。
・90センチメートル
キッチン作業場の天板の平均の高さとされている85センチメートルよりも
やや立ち上がりがあるため、開放感を出しつつもキッチン作業場の天板が少し隠せます。
飾り棚や軽食コーナー、ワークスペースに適していて、
椅子はハイチェアや昇降式のスツールをおすすめします。
・110センチメートル
立ち仕事をする「スタンディングデスク」と同様の高さで、手元がしっかりと隠せます。
軽食スペースやバーカウンターに適していて、
椅子はハイチェアや昇降式のスツールが合うでしょう。
・120センチメートル
この高さになるとやや圧迫感が出てくるため、
スペースをしっかりと区切りたい方には向いているでしょう
*幅による違い
・20センチメートル
小さなお皿やコップなどは置けますが、大きなお皿は置けないため、
飾り棚としての利用に適しているでしょう。
・30センチメートル
ある程度大きなお皿が置けるため、ちょっとしたお茶のスペースとして利用できます。
・35センチメートル
朝食ができ、コンパクトなノートパソコンやタブレットが置けるほどのスペースになります。
・40センチメートル
リビングのスペースが少し狭くなりますが、1人が食事をする際に利用できる大きさです。
・45センチメートル
造作で付けるにはやや大きく、支えるための脚が必要になる可能性があります。
しっかりとお仕事や学習に取り組めるスペースとなるでしょう。
□対面キッチンへリフォームする場合の費用相場について
キッチンリフォームの費用には、
「キッチンの本体価格」「設置費用」「周辺工事費用」などそれぞれに費用がかかります。
・キッチン本体のみをリフォームする場合
キッチン本体のみのリフォームにおいてもキッチンの本体価格と設置費用、
周辺工事費用などの負担が必要です。
一例として、50万円から70万円の価格帯でリフォームしている方がいます。
・レンジフード、収納、床材、壁紙などのキッチン周辺のリフォームも含める場合
対面キッチンをより快適に利用するために、
ニオイ対策や収納対策をリフォーム時に加えた場合も検討しましょう。
これらは、単純な上乗せ価格ではなく、ご家庭によって異なります。
・壁づけキッチンから対面キッチンへリフォームする場合
壁づけキッチンから対面キッチンへリフォームする場合は、
キッチン本体価格の他に、間取りや配管の変更などの改装費用がかかります。
おおよそ約20万円から30万円加えて負担することになるでしょう。
写真:新築施工事例「キッチン大革命!黒くてシックなお洒落キッチンに大リフォーム」より
□まとめ
対面キッチンのカウンターテーブルは、
食事スペースや飾り棚、収納棚など様々な使い方があります。
カウンターテーブルの高さや幅が少し違うだけでも用途が変わってきます。
当社ではこうした家づくりのご相談を多く承っております。
何かお困りごとがございましたら、ぜひお問い合わせください。