玄関のドアの種類は大きく分けて、開き戸と引き戸があります。
日本の注文住宅でも開き戸が多く見られますが、

引き戸の玄関に魅力を感じる方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、引き戸の特徴と選び方、メリットとデメリットを紹介します。

 

 

□玄関引き戸の特徴と選び方を解説します!

玄関引き戸は開き戸にはない特徴があります。
また、玄関を選ぶ際に押さえるべきポイントを紹介します。

 

*玄関引き戸の特徴

玄関引き戸による大きな特徴は3つあります。

 

1.引き戸はとても開けやすい

玄関引き戸の持つ最大の特徴は開けやすさにあります。
開き戸は1歩下がって開けないといけない上に、

ドアの前後に荷物がある場合、荷物をどかさなければいけません。

その点、引き戸は荷物の存在を考えなくても良く、

開け放しておける利点もあります。
また、ドアを引く力がいらないため、

子供や高齢の方でも簡単に開け閉めできます。

 

2.豊富なデザインがある

引き戸の玄関と聞いて、和風をイメージする方も多いでしょう。

しかし実際には、洋風のデザインも多くあり、

さまざまなスタイルに合わせることができます。

 

3.前後のスペースを取らない

開き戸は前後にスペースを取りますが、

引き戸は前後のスペースが不要です。
そのため、玄関周りを有効活用でき、

植栽や置物も設置できます。

 

*玄関引き戸の選び方

玄関引き戸を選ぶ際には、形状と素材に注目しましょう。

 

1.玄関引き戸の形状

玄関引き戸にはいくつかの形状がありますが、

形状を決める際には以下の5つのポイントについて

考えておくと良いでしょう。

・デザイン性の高さ
・バリアフリーに配慮しているか
・開口部の広さ
・和風と洋風どちらが好きか
・価格帯

 

2.素材

玄関引き戸の素材は、金属製と

木製に大きく分けられます。
金属製にはアルミ、スチール、

ステンレスなどの種類があります。

現在、多くのメーカーが扱っている

玄関ドアの主流はアルミ製となっていますが、

他の素材も検討したい場合は、

以下の4つのポイントを比較してみましょう。

・豊富なデザイン性
・断熱性や防犯性などの機能性の高さ
・際立った見た目の良さ
・価格帯

 

□引き戸のメリットはなにがある?

引き戸のメリットは数多くありますが、その中から特に3つをご紹介します。

 

1.荷物の出し入れが楽

引き戸は開き戸よりも間口が広くなっています。
わずか数センチの違いであっても、

便利さの感じ方は大幅に変わります。
大きい荷物やお子様を抱いている時でも、

ストレスなく出入りできます。

また、ドアを開け放しておけるため、

開き戸のようにドアの開け閉めを

繰り返さなくて良いところも魅力です。

 

 

2.ドアの開け幅を調節できる

換気や外の景色を見るためにドアを

開ける場合、引き戸はとても便利です。
開き戸ではドアを全開にしなければなりませんが、

引き戸は自分好みの位置に調節できます。

 

3.怪我の危険性が少ない

開き戸の場合、ドアに指を挟んだり、

ドアを開けたら反対側の人にぶつかったりと、

怪我をする可能性が高いでしょう。

もちろん、引き戸でもドアに指を

挟むことはありますが、力をかけて

開けることが少ないため、指を挟むことも少ないのです。
また、開き戸は強い風で勢いよく開いたり、

閉まったりするケースがあります。
このことから、風の強い地域にお住まいの方で、

安全性を考慮して引き戸を選ばれる方も少なくありません。

 

 

□引き戸のデメリットとその対策をご紹介!

玄関引き戸には魅力的なメリットがありますが、デメリットもあります。
ここでは、デメリットを4つ紹介しますが、

全て対策可能なため参考にしてください。

 

1.気密性に劣る

開き戸に比べて気密性に劣ることが

引き戸の最大のデメリットです。
引き戸には扉の上下にレールや溝があるため隙間が生じ、

開き戸よりも風が通りやすい構造になっています。

気密性に不安を感じる場合、気密性の高さを

売りにする製品を選ぶことで対策できます。

 

2.防犯性にやや劣る

引き戸は開き戸と異なり、ドアと壁の間に隙間があるため

防犯性に劣ると言われてきましたが、現在は開き戸に劣らない

防犯性を誇る製品もあります。

また、以下の3点を意識することで防犯性を高められます。

・元から防犯性能の高い商品を選ぶ
・ガラスを付けるなら防犯ガラスに
・鎌鍵などの防犯性の高い鍵を複数取り付ける

 

 

3.広い間口が必要

開き戸はドア1枚分のスペースで十分ですが、

引き戸はドア2枚分のスペースが必要です。

しかし、引き込み戸という種類の引き戸であれば、

壁に引き戸が入るため広いスペースは不要です。
外壁や内壁のスペースを工夫して

取り付けられるため、要望をお伝え下さい。

 

4.開き戸より価格が高い

引き戸は間口のスペースが必要で、部品も多いため、

開き戸よりも高額になると思われる方がいます。

しかし、開き戸でも80万円ほどするものもあれば、

引き戸でも数万円ほどのものがあります。
そのため、価格による明確なデメリットはないでしょう。

 

□まとめ

玄関引き戸は開き戸にはない特徴を持っており、

機能性やデザイン性の観点から理想の引き戸を選べます。
また、デメリットも対策できるものが多く、

とても魅力的な玄関を作れます。

一年を通して強い風が吹く館山市、南房総市、

鴨川市周辺では、安全面から引き戸の玄関を

選ばれる方も多くなっています。
当社は豊富な知識と正確な技術を持っていますので、

不明な点がある場合やご依頼がある場合は、

お気軽にご相談ください。