いきものがかり、ありましたよね。
小学校のころ、水槽のメダカに餌をあげたり、
花壇に植えてある植物に水をあげたりする、
昔は「飼育係」という名前だったでしょうか。
毎日のように動物や植物とふれあいながら
水槽の掃除をしたり花壇の草取りをしたり、
その生き物達の成長を感じられる係です。
わが社の社長は自宅に盆栽がありまして、
私が入社した頃は、社員が全員帰るまでは
会社にいるのが定番だったのですが、
「水やんねぇばおいねぇ」と盆栽優先の今。
その悟りの境地をまだわからない私ですが
自宅でずっと犬を飼っていたことがあるので
生き物へかける愛情はわかる気がします。
さて、鴨川市西条地区の新築建替え現場。
40年、お客様ご家族と共に生きてきた家を
美しく丁寧に「たいら」にする解体工事が
着々と進んでおり、いよいよ整地作業です。
建物は基礎も含めすでに「たいら」になり、
玄関先にあった「松」ともお別れです。
新築したお祝いに植栽したこの「松」
オーナーが丹精こめて手入れをしてきた
家と同様、共に生きてきたものでした。
敷地の関係もあり、今の場所に留まれるか
移植も含め最後まで検討して参りましたが
「たいら」にする決断をされました。
オーナーのご趣味として育てている植栽は
他にもいくつか敷地内に留めていますが
新しい住まいになっても共に生きていく、
「人が喜び楽しんでくれる家づくり」にも
センチメンタルな場面があるんですね。
家づくりエンターテイナー、
鴨川市建替現場担当、信川文紀でした。