2022年5月15日
コラム
「注文住宅を検討中で、パッシブ設計について理解しておきたい」
「パッシブ設計のメリットとデメリットを知りたい」
住宅の設計手法の1つである「パッシブ設計」について理解しておくと、
家づくりやリフォームの選択肢が広がります。
今回は、パッシブ設計の特徴とメリット・デメリットについて解説します。
ここでは、パッシブ設計の特徴について解説します。
パッシブ(passive)という言葉はアクティブ(active)「能動的」の対義語で、
「受動的、受け身」という意味を持ちます。つまり、パッシブ設計とは、機械などの力に頼らず、
太陽や風などの自然のエネルギーを受け入れて快適に暮らせることを目指す設計方法です。
パッシブ設計の主な特徴としては、以下の3点が挙げられます。
・高断熱かつ高気密である
・自然風が入りやすい
・日光をうまく取り入れる
次に、特徴と絡めて、パッシブ設計のメリットとデメリットを解説します。
1つ目は、1年を通して快適に暮らせることです。
高断熱により室外の温度が室内に影響することを防ぎ、
高気密によってエアコンや暖房が効きやすくなることで、
暑い夏には涼しく、寒い冬には暖かく過ごすことが可能になります。
2つ目は、光熱費を削減できることです。
高断熱・高気密に加え、自然風を取り入れることで夏には涼しく、
日光を調整することで冬でも暖かく、明るく暮らせるようになり、
光熱費の削減につながります。
この他にも、人工的なものが少ないことから健康につながる点や、
省エネで温暖化防止に貢献できることなどがメリットとして挙げられます。
1つ目は、建築費が高くなることです。
パッシブ設計は、しっかりと予算を立てた上で検討しましょう。
また、費用が高くなるものの、メリットで述べた通り光熱費を削減でき、
健康にもつながるので長期的には費用以上のメリットを受けられるでしょう。
2つ目は、一部の間取りが限定されることです。
パッシブ住宅では、風通しをよくして日光を取り入れやすくするため、
一部の間取りが限定される場合があります。
これらのメリットとデメリットを理解した上で、
パッシブ設計の住宅を検討しましょう。
今回は、パッシブ設計の特徴とメリット・デメリットについて解説しました。
今回の情報を参考にして、パッシブ設計の住宅を目指してみてはいかがでしょうか。
この記事について、何か分からないことがある方や、
鴨川市周辺で家づくりやリフォームをお考えの方は当社にご相談ください。