2018年6月27日
コラム
今日は、いつもお願いしているプレカット業者さんが、
「制震」についていろいろ情報をもってきてくれたので、
ご紹介します。
熊本震災以降、
何かと注目されているのが、
制震とは建物の揺れを吸収して分散させる装置です。
画像のように柱と柱の間に斜めにいれる制震ダンパー。
TRCダンパー
特殊粘性ゴムをダンパーの中に入れて、
伸び縮みさせることで、
地震エネルギーを熱エネルギーに変換。
吸収します。
耐震に比べダメージの蓄積が小さく、
余震などの繰り返しの地震にも高い効果が望めます。
震度6強の地震で、水平変異を最大50%程度減少することが可能という
耐震効果があります。
特殊粘性ゴムは運動エネルギーを同時に熱エネルギーに変換するため跳ね返りません。
ボール状の一般ゴムと特殊粘弾性ゴムの跳ね返り実験↓
一般ゴム
特殊粘弾性ゴム
気持ちよく跳ね返りません。
運動エネルギーが熱エネルギーに変わる瞬間でした!
弊社が採用させていただいているのが、
「アイディールブレーン」の制震テープ。
この「制震テープ」は、大地震時に最大80%の揺れを低減。
110年後も十分な制震性能を維持し、
他のダンパーと違い吸収材だけでできているので合理的なダンパーです。
この「制震テープ」は
高層ビル向けに開発された粘弾性体に注目した
防災科学研究所、東京大学、清水建設の三者が、
それを、両面テープ状に加工し、住宅用に制震テープとして研究開発しました。
約1000mの吸収材を住宅全体に分散設置するので、
伝達材は不要。
振動吸収のバランスも良く大きな制震効果が期待できます。
アイディールブレーン 「制震テープ」は
弊社標準工法の「スーパーウォール」との相性が抜群。
制震テープで家のスキマもさらに小さくすることが出来ます。
合理的!!
これも、お施主様の大事な財産を守るために
お伝えするべき一つの提案とさせていただいております。
完成には見ることのできない大切なことの一つです。
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