2026年2月9日
コラム
高性能住宅でよく話題に上がるのが、「断熱」と並んで重要な結露対策です。
とくに、壁の中など“見えない場所”で起きる結露(内部結露)は、気づきにくい一方で、住まいの性能や耐久性に影響しやすいといわれています。
そこで注目されているのが、LIXILのスーパーウォール工法で採用されるSW(スーパーウォール)パネルの、60年無結露保証です。
今回は、この保証が「何を・どこまで」保証してくれるのか、安心して理解できるように整理します。
LIXILの「60年無結露保証」は、スーパーウォール工法住宅の建て主様に対して、
SWウレタンパネルの“断熱材内部”に結露が発生し、断熱材が劣化した場合に、断熱材補修に関わる費用をLIXILが保証するというものです。
ポイントは、一般的にイメージされる「窓の結露」ではなく、パネル内部の結露に焦点を当てた保証であること。
見えない部分だからこそ、保証の考え方が明確になっているのは安心材料になります。
保証期間は、パネルの「出荷証明書」に記載された納品日から60年間とされています。
保証対象の中心は、先ほどの通り
ウレタンパネルの断熱材内部結露 → 断熱材劣化 → 補修費用です。
「結露=すべて保証」ではなく、“断熱材内部結露による劣化”が前提という整理が大切です。
保証には条件があります。特に押さえておきたいのは次の3点です。
LIXIL側の免責事項として、建設当初の図面がない場合や、保証書・出荷証明書が保管されていない場合は保証対象外となり得ます。
→ お引き渡し書類は、将来のためにまとめて保管しておくのがおすすめです。
免責事項に、著しく不適切な使用または維持管理が挙げられており、例として「換気システムを停止する」「フィルター清掃をしない」などが示されています。
→ 高性能住宅ほど、換気を“正しく使う”ことが重要になります。
Q&Aでは、ウレタンの構造上、時期によって目には見えない一時的な結露が発生する場合があるものの、断熱材劣化につながる有害な結露ではない旨が説明されています。
→ 不安なときは、状況を切り分けて相談するのが安心です。
「見えない部分の安心」を考えるうえで、保証内容を正しく理解しておくことは、住まいづくりの大きな助けになります。