2026年2月18日

コラム

フルハイトドアのデメリットとは?後悔しないための注意点や懸念点を解説

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近年、天井まで届く高さのあるフルハイトドアが注目を集めています。
空間を広く、そしてスタイリッシュに見せてくれるこのドアは、多くの住まいづくりで採用されています。
しかし、その魅力的なデザインの裏側には、注意すべきデメリットも存在します。
フルハイトドアの導入を検討されている方のために、その主なデメリットを解説します。

フルハイトドアデメリットとは

費用負担が増加する

フルハイトドアは、一般的なドアと比較して、単体での価格が高くなる傾向があります。
メーカーや製品の種類によって価格は変動しますが、標準的なドアよりも導入には追加の費用がかかることを理解しておきましょう。
住まいの質を高めるための投資ですが、予算計画においては考慮が必要です。

音や光が漏れやすい

特に枠のないタイプのフルハイトドアでは、天井部分の隙間などから、廊下や隣室の音や光が漏れてきやすい場合があります。
これは、空間を一体的に見せるというメリットと表裏一体の部分でもありますが、プライバシーや静粛性を重視する場合には、この点を考慮する必要があります。

圧迫感を感じる場合がある

フルハイトドアはその存在感から、設置する空間やインテリアとの調和によっては、圧迫感を与えてしまうことがあります。
特にコンパクトな部屋や、ドアの色・素材が周囲と調和しない場合に、空間が狭く、重たく感じられる可能性があります。
デザインだけでなく、空間とのバランスが重要になります。

フルハイトドア設置で後悔しないための注意点

フルハイトドアの導入にあたっては、そのデメリットを理解した上で、後悔しないための注意点を押さえることが大切です。
ここでは、理想の空間を実現するために考慮すべきポイントをご紹介します。

天井高の条件をクリアする

フルハイトドアの大きな魅力の一つは、ドアを開けた際に両側の空間がつながって見えることです。
この効果を最大限に引き出すためには、ドアを挟む両側の天井高が揃っていることが重要です。
天井高が異なる場合、期待したほどの開放感や空間連続性が得られないことがあります。
設計段階で、両側の天井高を揃えるか、その効果が限定的になることを理解しておく必要があります。

色や素材のバランスを考慮する

フルハイトドアは壁面全体に広がるため、その色や素材が空間全体の印象に大きく影響します。
アクセントとして意図的に取り入れる場合を除き、床や壁の色と調和させることで、圧迫感を軽減し、洗練された統一感のある空間を演出できます。
空間の広さや既存のインテリアとの調和を考慮して、慎重に選ぶことが大切です。

引き戸は引き込みスペースを確保する

引き戸タイプのフルハイトドアを採用する場合、ドアが開いた際に壁に格納される「引き込みスペース」が必要です。
このデッドスペースに家具や家電が干渉しないか、また、エアコンなどの設備を設置する際のスペースも考慮して、計画段階でしっかりと確認することが大切です。
想定外のスペース不足は、使い勝手を損なう原因となります。

フルハイトドアの機能面での懸念点

フルハイトドアはデザイン性に優れる一方で、機能面でいくつかの懸念点も存在します。
ここでは、実際の使用感やメンテナンスに関わる点を解説します。

開閉の重さとメンテナンス

フルハイトドアは一般的なドアよりも大きいため、開閉時に重さを感じることがあります。
特に木材を使用する造作ドアの場合、湿度などの影響で木材が反り、建付けが悪くなって開閉しにくくなるといったメンテナンス上の懸念が生じる可能性も指摘されています。
ただし、近年の製品にはソフトクローズ機能などが搭載され、開閉がスムーズなものも増えています。
製品選びや、造作の場合は職人の技術も重要になります。

家具搬入のメリットとの兼ね合い

フルハイトドアは、その高さと広さから大型家具や家電の搬入がしやすいというメリットがあります。
しかし、このメリットを享受できるかは、ドアの幅にも左右されます。
幅が狭いと、かえって搬入が困難になる場合もあるため、デザインだけでなく、将来的な家具の移動や搬入経路も考慮し、適切な幅のドアを選ぶことが重要です。
搬入しやすさを重視するのであれば、ドアの幅を広めに確保することを検討しましょう。

まとめ

フルハイトドアは、空間を広く見せ、洗練された印象を与える魅力的な建具です。
天井まで広がるそのデザインは、住まいに開放感と高級感をもたらします。
しかし、その導入には、費用負担の増加、音や光の漏れやすさ、場合によっては圧迫感といったデメリットも伴います。
後悔しないためには、天井高の条件や、色・素材のバランス、引き戸のスペース確保といった注意点を理解し、慎重に検討することが不可欠です。
メリットとデメリットを十分に比較検討し、ご自身の住まいに最適な選択をすることで、理想の空間づくりを実現できるでしょう。