皆さんは住宅を建てる際に、窓の重要性をどうお考えでしょうか?
平屋の住宅において、窓は様々な面からかなり重要な要素です。今回は家を建てた後に後悔しないために、窓の設置の失敗例や採光のための様々なアプローチをお伝えします。平屋を建てることを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

□建てた後に後悔した失敗例を9つ紹介します

家を建てる際の窓の設置で後悔している人はどのようなポイントで失敗しているのでしょうか。失敗例を9つ紹介します。

 

1つ目は、窓の大きさと配置がバラバラで外観がいまいちになってしまった例です。
窓というと採光や風通りなど室内からの視点で検討しがちですが、一度外からの見た目はどうなるか考えることを覚えておきましょう。

 

2つ目は、窓を大きくしすぎて断熱性が落ちてしまった例です。
窓は住宅の面積に対して20~30%が適正です。実は熱の出入りは窓からが圧倒的に大きいため気を付けましょう。

 


※出典:(一社)日本建材・住宅設備産業協会 省エネルギー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」より

 

3つ目は、引き違い窓を増やしすぎて気密性が落ちてしまった例です。
出入りに使えて便利な引き違い窓ですが、実は隙間風が入りやすくなっています。先ほどの窓面積の例と同様に、熱の移動が起こりやすくなってしまうと快適な家は実現できないので注意が必要です。

 

 

4つ目は窓を増やしすぎて家具が置けなくなってしまった例です。
窓が多く壁が少ないと、家具や収納を置く場所に困るかもしれません。明るさと収納スペースのバランスを考えて窓の数や大きさを決めましょう。

 

 

5つ目は、隣の家の窓の真正面に窓を設置してしまった例です。
窓を開けると隣の家の住人と目が合うなんてことがあれば、相当なストレスになります。自分の家の窓と、隣の家の窓の位置はよく確認しましょう。

 

6つ目は、玄関に窓を設けなかった例です。
窓のない玄関は、かなり暗く気が滅入ります。窓を設置して光を取り入れることをおすすめします。

 

7つ目は、階段に窓がなく常に薄暗くなってしまった例です。
間取り的に壁に窓を設置しにくい場合は天窓を取り入れても良いかもしれませんね。

 

 

8つ目は、すりガラスにすればよかったという例です。
採光と通風が目的なら、すりガラスにすることも視野に入れましょう。周りからの視線を遮ることができます。

 

 

9つ目は、直射日光が入りすぎて夏暑くなってしまった例です。
軒や塀を設置して夏暑くなりすぎるのを防ぎましょう。また、遮熱性の高いガラスを使用して、夏の強い日差しを遮る方法もあります。

 

□窓以外に光を取り入れる方法は?

窓を設置する際に、採光のみを考えて設置すると後悔する可能性もあります。窓以外の採光の方法をいくつかご紹介しましょう。これらを取り入れることで窓の設置をより自由にできますよ。

 

中庭を設置する、天窓を設置する、平屋の形を長方形に寄せるといった工夫を行えば窓を増やさなくても光を取り込めます。以上のような工夫を行って、採光を行うことも考えてみてくださいね。

 

 

□まとめ

今回は、平屋を検討している方向けに、窓の設置で失敗しないための情報をお伝えしました。家はローンを組んで購入する高価なものなので、建ててしまった後に失敗と思いたくないですよね。平屋を建てる際には、ぜひこの記事を参考にして後悔しない家づくりをしてくださいね。

 

□おすすめイベント

注文住宅で平屋をご検討中の方におすすめのイベントです。今回ご説明させていただいた窓の配置や選び方について、実際のお家をご覧になりながら確認することができます。この機会にぜひご参加ください。

 

□おすすめ記事

館山市に2021年5月に完成した平屋のお家をご紹介しています。こちらのお家は全室南向き。南側には大きな掃き出し窓を設けて、家中が明るい平屋となっています。さらに、断熱性と遮熱性の高い窓ガラスを採用することで、夏涼しく冬暖かい高気密高断熱の家を実現しています。分かりやすい記事となっておりますので、窓選びにお悩みの方はぜひご覧ください!