衣類や小物などをまとめて収納できるウォークインクローゼットは便利です。
また、室内がいつでも片づいていてスッキリ見せたいという方におすすめです。
ですが、実際に導入するとなると大きさや通路幅などの
具体的なイメージがあまりわかない方も多いと思います。
導入してから「意外に狭くて使いづらい」という事態に陥らないようにしたいですよね。
そこで今回は特に通路幅の観点から、ウォークインクローゼットの
詳細を決めるための参考になる情報をご紹介します。


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□ウォークインクローゼットにありがちな失敗例とは?

一般的な戸建て住宅においては、
一間幅(柱芯寸法182センチメートル)で約3畳のウォークインクローゼットが好まれます。
ハンガーパイプの位置を両側に洋服を吊り下げられるように並べると、
ハンガーに服をかける時の奥行きが60センチメートルになり、
左右に60センチメートルずつ取られるイメージです。
そのため、残った中央の通路はたったの49センチメートルになります。

 

この場合、通ることは可能ですが、
着替えや低姿勢での出し入れが困難になるほどの狭さになってしまうでしょう。
このように通路の幅が狭いと中に踏み入れることに対してマイナスなイメージを抱いてしまい、
ウォークインクローゼット自体が利便性に欠けていると感じてしまいます。

*解決策1 ハンガーパイプは片側だけ

両側をハンガーパイプにするのではなく、片側だけをハンガーパイプにする方法です。
この場合は、もう一方を奥行き30センチメートルの棚にすることで、
小物や書類の収納場所として活用してもよいでしょう。

*解決策2 ウォークインクローゼットの幅を30センチメートル広く

一般的な戸建て住宅において、ウォークインクローゼットは
91センチメートルのグリッドに合わせて設計されることがほとんどです。
挙げた事例の一間幅も91センチメートルの2倍で182センチメートルでした。
こうした寸法は建物を効率的に利用するために大切な指標です。

 

しかし、ウォークインクローゼットの使いやすさを重きにおいた場合は、
あえてグリッドに関わらず30センチメートルほど広くするとよいでしょう。
これにより、両側がハンガーパイプであったとしても通路をしっかりと確保できます。
多くの衣服や小物をハンガーパイプに吊るす場合は、
より広いスペースがあると使いやすさを感じるでしょう。

 


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□おすすめの通路幅とは?

前述のように、中に入って衣服や小物を出し入れするウォークインクローゼットですが、
どんな用途にするかでおすすめな通路幅が変わってきます。

 

・1人で衣服を出し入れする

最小60センチメートル程度でも問題ありません。
少しゆとりが欲しい方は70センチメートルでも十分でしょう。

 

・中で着替えをできるようにする

100センチメートルから120センチメートル程度の通路幅が必要でしょう。
収納棚の奥行きが40センチメートルとすると、合計で140センチメートルから
160センチメートルの幅のウォークインクローゼットになります。

 

・ハンガーパイプに引き出し式の収納を合わせる

90センチメートルから100センチメートル程度の通路幅が良いでしょう。
引き出しを引いた際にしゃがんで中身を確認できる分の広さが必要です。

 

 

・ファミリークローゼットとして同時に2人で使う

150センチメートル程度の通路幅がおすすめです。
着替えやすれ違いのことを考慮すると、この程度がストレスを感じにくいでしょう。

 


写真:新築施工事例「ハッピー&コンパクトな二階建て」より

 

□ウォークインクローゼット導入事例

実際に1階と2階それぞれにウォークインクローゼットを導入した方の事例を見てみましょう。

 

*1階のウォークインクローゼットの通路幅

1階は2畳分で、180センチメートルの幅のウォークインクローゼットです。
収納する衣服の幅は50センチメートルから60センチメートルほどで、
壁の厚みは木造構造のため15センチメートルほどです。
つまり、「180-60-15=105」で通路幅が105センチメートルになります。
この場合は、「非常に余裕がある」という使用感です。

 

*2階のウォークインクローゼットの通路幅

2階は寝室に設置されたウォークインクローゼットで、幅は135センチメートルです。
1階と同じ衣服の幅と壁の厚みを考慮すると、通路幅は60センチメートルになります。
1階とは用途が異なり、こちらは衣服を選ぶためだけに利用できれば良いため、
この大きさに設計しています。

 

 

このように実際の導入事例を見てみても、用途に合わせた通路幅を検討しています。
ウォークインクローゼットを導入する場合は、
実際の使用シーンを思い浮かべながら設計しましょう。

□まとめ

ウォークインクローゼットは通路幅が適切でないと使いづらさに繋がってしまうことがあります。
今回取り上げた事例のように、同じ家の中でも場所や用途によって異なるタイプの
ウォークインクローゼットを導入してみてくださいね。
当社ではこうした家づくりに関するお悩みの解決を得意としております。
何か困りごとがございましたらぜひお問い合わせください。

 

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