2022年11月15日
コラム
みなさん、対面キッチンについてどのくらいご存じでしょうか。
今回は、対面キッチンについて、メリットとデメリットを含めてご紹介します。
ぜひこの記事を通して、対面キッチンについて深く知ってくださいね。
対面キッチンは開放感があり、見晴らしのいいキッチンです。
種類は主に6つあり、それぞれに魅力のある仕様になっています。
まずは、この開放的なキッチンスタイルの対面キッチンについて、
概要を見ていきましょう。
この対面キッチンは近年、戸建て住宅で主流とも言えるほど広まってきています。
リビングやダイニングに向かって作業台やシンクが設けられており、
「カウンターキッチン」と呼ばれることもあります。
一方で、従来の日本のキッチンは作業台やシンクが壁に向かって取り付けられており、
料理をする人は壁に向かっているため、「壁付けキッチン」と呼ばれています。
また、リビングやダイニングに背中が向くことから、
「背面キッチン」とも呼ばれています。
このことから、人によっては閉塞感や孤独感のある従来の日本のキッチンに対して、
対面キッチンは明るく、開放的なキッチンと言えるでしょう。
それでは、対面キッチンの主な6つの種類について紹介していきます。
このタイプは、キッチンの四方が壁に接しておらず、
その様子が海に浮かぶ島(アイランド)のような形状であることから、
アイランドキッチンと呼ばれています。特に開放感が高いことが特徴です。
このタイプは左右のどちらかが壁に接しているため、
その様子が半島(ペニンシュラ)のような形状であることから、
ペニンシュラキッチンと呼ばれています。
写真:新築施工事例「秘密基地のような家!ZEHで健康で快適で省エネなガレージハウス」より
このタイプは、アルファベットのI型のような形状であることから、
I型キッチンと呼ばれています。
シンクとコンロが横並びになっていることが特徴です。
このタイプは、アルファベットのIが2つ並んでいるような形状であることから、
II型キッチンと呼ばれています。一方に作業スペースとシンクが並んでおり、
もう一方に作業スペースとコンロが並んでいることなどから、
セパレートキッチンとも呼ばれます。
このタイプは、アルファベットのLのような形状であることから、
L型キッチンと呼ばれています。
L字型にシンク・コンロ・作業スペースが並んでいることが特徴です。
写真:新築施工事例「三世代が暮らす、いつも明るい大きな家」より
このタイプは、アルファベットのUのような形状であることから、
U型キッチンと呼ばれています。作業スペースの面積の広さが特徴です。
ここからは、対面キッチンのメリットを3つ紹介していきます。
1つ目は、リビングやダイニングを見渡せることです。
対面キッチンの1番のメリットとして挙げられます。
壁付けキッチンの場合は壁に向かって料理をするため、
リビングやダイニングを見渡すことが困難ですが、
対面キッチンであれば料理をしながらでも見渡すことが容易です。
小さいお子さんや高齢の家族と一緒に暮らしている方には、
特に大きなメリットとも言えるでしょう。
2つ目は、腰壁を設ければリビング側から手元が隠れることです。
こちらは、来客がいる時に特に感じやすいメリットです。
壁付けキッチンの場合は、どうしてもその作業スペースが
リビングやダイニングから丸見えになってしまいます。
腰壁を設けた対面キッチンであれば、キッチンの作業スペースや手元を隠してくれます。
対面キッチンにしたいけれど、来客時にキッチンを見られたくないという方にも
対応ができることはメリットと言えるでしょう。
3つ目は、キッチン内での作業がしやすいことです。
こちらは、料理の際に感じやすいメリットです。
対面キッチンであれば、前面と背面に作業スペースと収納が集まるので、
料理の最中も振り向くだけで必要な道具を取り出せたり、
食器を用意できるため、作業がしやすくなります。
ここからは、対面キッチンのデメリットを2つ紹介します。
1つ目は、油はねや水はねに配慮が必要なことです。
壁付けキッチンの場合は、料理の最中の油はねや水はねは、
壁に向かってはねていきますが、対面キッチンで、
かつアイランドキッチンのような形状の場合は、
調理台の前のリビングやダイニングもはねてしまいます。
何らかの防止策が必要になることを覚えておきましょう。
2つ目は、通路幅を確保するためにスペースが必要であることです。
壁付けキッチンに対して、対面キッチンはより広いスペースが必要になります。
従って、対面キッチンを選ぶ際は、リビングやダイニングの大きさとの
兼ね合いをよく検討し、イメージを固めてから決定しましょう。
今回は、対面キッチンについて、メリットとデメリットを含めて紹介しました。
この記事が対面キッチン選びの参考になれば幸いです。