2022年11月8日
コラム
ウォークインクローゼットを設置しようとお考えの方で、
どこに配置したら良いか迷っている方は多いのではないでしょうか?
今回は、ウォークインクローゼットの特徴をつかみながら、
配置場所について解説していきます。
まずは、ウォークインクローゼットの中のレイアウトについて見てみましょう。
ウォークインクローゼットにはさまざまなレイアウトパターンが存在します。
ここでは、代表的なレイアウト4つを紹介します。
1つ目に紹介するレイアウトはI型です。
I型の特徴は壁の一辺のみに収納スペースを設けている点です。
物件によって、配置されている一辺が壁のどの部分にあたるかは異なります。
I型のレイアウトの場合、備え付けのパイプハンガーだけでは収納できる量に限りがあるので、
タンスや収納ボックスなどを上手く使い、収納力を増やすのがおすすめです。
2つ目に紹介するレイアウトはII型です。
II型の特徴は通路の両側に収納スペースを設けている点です。
I型よりもスペースが広く、家族のコート類やワンピースなどの丈の長い衣服をかけられます。
II型も、奥のスペースに収納棚を設けたりして、収納力をアップするのがおすすめです。
3つ目に紹介するレイアウトはL字型です。
L字型の特徴は通路の片側と奥の部分に収納スペースを設けている点です。
L字型は角がデッドスペースになりやすいため、タンスや収納ボックスの利用とともに、
収納するものの配置をよく考えて作るのが成功のポイントです。
4つ目に紹介するレイアウトはU字型です。
U字型の特徴は、通路の両側に加え、奥にも収納スペースを設けている点です。
こちらは、最も収納力があり、タンスや収納ボックスを設ける
必要がないほどにスペースを確保できるでしょう。
ウォークインクローゼットの設置場所として多く選ばれているのは、
寝室と廊下が挙げられます。ここからはそれぞれの場所の特徴について見ていきましょう。
寝室はウォークインクローゼットを設置することが最も多い場所です。
寝室に設置するメリットとしては、朝起きてすぐに着替えができることが挙げられます。
夫婦の寝室であれば、夫婦二人分の服を全て収納することも可能でしょう。
その際、間取りとの兼ね合いで可能な限り無駄のない形にすると良いでしょう。
廊下は寝室の次にウォークインクローゼットを設置することが多い場所です。
例えば、リビングと寝室の間に設けることで、帰宅した際は寝室に向かわなくても、
コートのような衣服を収納できます。廊下にすることで、
家族の共有の収納とする場合にも便利です。
ここからは、各部屋の面積に応じたそれぞれのおすすめウォークインクローゼットを紹介します。
前提として、ウォークインクローゼットを新しく設ける場合は、
クローゼット内に何を収納するのかをよく検討し、設計することが大切です。
パイプハンガーを設ける想定の方は、
そのための奥行きを40から50センチメートルは確保しておくと良いでしょう。
また、ウォークインクローゼットの中で着替えを想定している場合は、
そのスペースを確保できるようにしましょう。
以上を踏まえ、2畳から4畳での間取りについて考えてみましょう。
1つ目に紹介するのは、2畳のウォークインクローゼットを設ける場合です。
夫婦2人分で必要なウォークインクローゼットの広さは約2畳が一般的になっています。
所有物を左右に分けて置くと管理しやすいでしょう。
2つ目に紹介するのは、3畳のウォークインクローゼットを設ける場合です。
こちらは夫婦2人に加え、子供2人の4人家族におすすめです。
その際に適した広さは約3畳から3.5畳です。
仮に、夫婦2人だけの世帯で3畳のウォークインクローゼットを設けると、
寝室に他の収納を設ける必要がないほどに収納場所を確保できます。
また、鏡を置くことで、着替えのコーディネートをより快適にすることも可能です。
3つ目に紹介するのは、4畳のウォークインクローゼットを設ける場合です。
先ほどの3畳に加え、お子さんの成長を見越した上で判断される方におすすめします。
4畳のウォークインクローゼットはかなりの広さがあるので、
その分デッドスペースも生まれやすくなっています。
何を収納するのか、特によく検討して設置しましょう。
今回は、ウォークインクローゼットの特徴を掴みながら、配置場所について解説しました。
ぜひこの記事を参考に、ウォークインクローゼットの配置を考えてみてくださいね。