2021年6月2日
コラム
「耐震等級ってどういう意味なんだろう?」
「耐震等級は高い方が良いのかな?」
鴨川市にお住まいの方の中で、このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。地震が多い日本において、耐震性の高い家かどうかは重要ですよね。今回は、耐震等級についてご紹介します。また、耐震性が決まるポイントについてもお伝えします。
耐震等級とは、地震が発生した際に住宅がどの程度、揺れに耐えられるかを表したものです。皆さまの中には、耐震性を重視している方もいるでしょう。しかし、住宅にあまり詳しくない方にとって、耐震性が高いかどうかを見極めることは非常に難しいですよね。この等級は、どの程度の耐震性があるのかを比較的分かりやすくするための目安になります。
まず、耐震等級1についてご説明します。
これは、法律によって定められた最低限の耐震性を住宅が備えていることを指します。具体的には、阪神淡路大震災レベルの地震が来ても、建物が崩壊しないとされている強度を指しています。
次に、耐震等級2についてご説明します。
これは、耐震等級1の1.25倍の強度を持っていることを表します。主に、学校や病院がこの耐震性を備えています。
最後に、耐震等級3についてご説明します。
これは、耐震等級1の1.5倍の強度があることを表します。主に、救護活動の拠点となる消防署や警察署がこの耐震性を備えています。
1つ目のポイントは、建物の重量が軽いかどうかです。
建物の重さが軽いほど、建物の揺れる幅が小さくなり、地震に強くなります。そのため、比較的軽い木造住宅は耐震性を高めやすいとされています。
2つ目のポイントは、耐力壁を使用しているかどうかです。
この壁は、横から加わる力に強くなっています。そのため、耐力壁の使用量が多いほど耐震性が上がるとされています。
3つ目のポイントは、床の耐震性能が良いかどうかです。
なぜ床が大事なのかと言うと、壁と床は繋がっているからです。そのため、床の強度が高いほど、耐力壁が踏ん張りやすくなります。
本記事では、耐震等級の意味や各耐震等級についてご紹介しました。また、耐震性が決まるポイントとして建物の重さや耐力壁の使用量などをご説明しました。注文住宅をお考えの方がいらっしゃれば、ぜひ1度当社にご相談ください。皆さまが、より良い暮らしをできるように精一杯サポートさせていただきます。
MonoHousing早川建設の女性設計士、小滝が綴る工事ブログ!こちらの記事では耐力壁の壁量の計算についてや、耐震等級について設計士の目線からより詳しくお話をしています。
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