注文住宅は自由度が高いことが魅力ですが、
それゆえに収納の配置に迷ってしまうことも少なくありません。
後悔の少ない家づくりにするためには、
間取りももちろん重要ですが計画的に収納スペースを設けることが大切です。
収納計画例や部屋ごとの収納計画をご紹介しますので、
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

□実際の収納計画例4選をご紹介!

1. 玄関に土間収納を設ける

生活スタイルはさまざまですが、玄関に収納を希望される方は多くいらっしゃいます。
玄関に収納スペースを設けたい方は、土間収納はいかがでしょうか。
土間収納に扉を設ければ、収納内部を見られる心配もありません。
収納は欲しいけれど生活感は出したくないという方にも適しています。

 


写真:新築施工事例「二人と二匹のわんダフルライフな平屋」より

 

2. ランドリールームに収納バスケットのサイズに合わせた棚を設ける

住宅の完成前に収納バスケットと収納棚のサイズを合わせておけば、
完成後に収納バスケットやケース選びで悩むこともありません。
上部をカウンターのようにしておけば、作業台としても活用できるので、
ランドリールーム内で洗濯物を片付けることができて便利ですよ。

 

3. 壁面収納を設ける

読書やアニメが趣味の方は、
壁一面にオープンに書籍やコミックを収納できる壁面収納がおすすめです。
もちろん書籍やコミックなどを収納できるため利便性も高いですが、
見栄えも良いためオリジナル空間をつくれます。

 


写真:新築施工事例「子供の代まで安心して暮らせる平屋」より

 

4. キッチンのダイニング側に収納を設ける

ダイニング側に収納を設ける場合は、
収納の奥行きや扉の開き具合を考慮して設置するようにしましょう。
このスタイルは収納量も多く確保できますので、
二世帯住宅の方や人数が多いご家庭にもおすすめです。

 

□寝室の収納例を2つご紹介!

1つ目は、大型の造り付け収納を設置した主寝室です。
こちらは、大容量の収納が欲しいが外見は美しく保ちたいという方におすすめです。
視線の高さに合わせて棚の高さも決められるので、
寝室でテレビが見たい方もこちらの収納を取り入れると良いでしょう。

 

 

2つ目は、鏡を備え付けたウォークインクローゼットを設置した寝室です。
鏡付きのウォークインクローゼットがあれば、毎日の洋服選びも楽になります。
また、ウォークインクローゼットの正面に鏡を取り付けると、
空間を広く見せる効果があります。広々空間を演出したい方もぜひ検討してみてください。

 

*寝室の収納を作るポイント

寝室はベッドを配置するだけで、部屋の面積が埋まってしまいます。
そのため、家具や収納で凹凸のスペースを作らないことが大切です。
また、ウォークインクローゼットを設ける際は、
服をどれくらい収納したいのか把握して、
必要な量が収納できるように設計士に相談しましょう。

 

□その他の人気の収納例とは?

人気の収納例としてファミリークローゼットやパントリー、階段下収納などがあります。
それぞれメリットがありますので、上記3つの収納例の特徴をご紹介します。

 

*ファミリークローゼット

ファミリークローゼットとは名前の通り家族で利用できるクローゼットです。
畳4枚分以上のスペースがあれば、衣類だけでなくバスタオルや
シーツなどの大物の布製品も収納できる空間となります。
サイズ感を間違えると、狭くて使いにくかったり、
逆に広すぎてスペースを余らせてしまうこともあるので、
必ず事前に収納量をチェックしておきましょう。

 


写真:新築施工事例「家族の健康に優しい総二階の家」より

 

*パントリー

キッチンの近くに配置されるパントリーには主に2つ種類があり、
小部屋タイプと壁面タイプに分けられます。
小部屋タイプは冷蔵庫も設置できますし、
使用頻度が高くない土鍋やホットプレートなどの調理器具も収納できるため、
キッチンが散らかりにくいという魅力があります。

 


写真:新築施工事例「家族の健康に優しい総二階の家」より

 

一方で壁面タイプは、キッチンの壁面にパントリーが設けられているため、
食器棚としても活用でき、収納しているものをすぐに取り出せるため効率も良いです。
どちらにもそれぞれの魅力がありますので、ご自身のライフスタイルに
合わせたタイプを選ぶようにしましょう。

 

*階段下収納

階段下収納はデッドスペースの活用方法として、思い浮かびやすい収納場所です。
しかし、とりあえずで階段下収納を設けてしまうと思ったように活用できず、
収納を設けたメリットが得られません。
そのため、階段下収納を設ける際は「大人が立てる高さ」、
「造作棚をあらかじめ設置する」、
「あえて扉を作らない」こちらの3点を意識しましょう。

 


写真:新築施工事例「無垢に包まれたロフト付きの平屋」より

 

そうすることで、取り出しやすく使いやすい階段収納を実現できるでしょう。
扉がないことで外から中が見えてしまうのを気にされる方は、
扉ではなくレースカーテンなどを設置すると良いでしょう。
カーテンの場合、来客がない場合は開けておくことも可能です。

 

□まとめ

注文住宅を検討する際は、
事前に家族の収納量を把握して計画的に収納スペースを設けることがポイントです。
収納のタイプは多くありメリットも様々ですが、
とりあえずで収納スペースを作ってしまうとうまく活用できないことがあります。
実際に生活することをイメージして、収納スペースを作りましょう。

 

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