住宅展示場を訪れたり、ご友人の自宅にお邪魔したりした際、

小上がり和室(畳コーナー)の存在が目に入った

という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
昔ながらの住宅やアパートではあまり見かける機会はありませんが、

近年の人気上昇によって比較的新しい住宅には設けられることが多くなっています。
そこで今回は、小上がり和室(畳コーナー)について紹介していきます。

 

写真:当社モデルハウスより「北欧デザイン|TRETTIO GRAD

 

□小上がり和室(畳コーナー)とは?

小上がり和室は畳コーナーとも呼ばれており、

部屋の床から一段高くなっているスペースに畳を敷いた和室のことです。

一般的にはリビングなどの一部分に作られ、利用用途も多岐に渡ります。
よく使われる小上がりの高さは40センチ程度で、腰を掛けるのに適しています。

 

□小上がり和室(畳コーナー)のメリット・デメリットをご紹介!

 

*小上がり和室のメリット

 

1.収納の増加

小上がり和室では、段差の部分に収納スペースが設けられます。
幅や高さの確保ができれば、収納スペースを増やせるため、

小上がりの和室をつくる方も増加しているのです。

 

2.段差に座ってくつろげる

小上がり和室は腰を掛けてくつろげるほか、

テレビや家族の顔が見やすいため人気があります。
また、収納スペースをつくらずに掘りごたつにする

という選択肢もあり、正座がつらい人にも好評です。

 

3.立体感のある空間になる

小上がり和室があると家の中に段差が生まれ、

立体的でメリハリのある空間になります。
段差のない和室よりもスタイリッシュに仕上げやすく、

後から小上がり和室を増設される方もいらっしゃいます。

 

4.布団を敷いてベッドのように使える

小上がり和室は、寝室としても使用できます。
高齢になるとフラットな和室から起き上がることが困難になりますが、

段差があることで使ってベッドのように起き上がれます。
また、布団を畳んで押入れにしまえるので、ベッドよりも空間を広く使えます。

 

*小上がり和室のデメリット

 

1.小さいお子様には注意が必要

段差が高すぎると落下するかもしれませんし、

10センチ程度の段差はつまずきやすくなってしまいます。
先程紹介したように、40センチ程度の

段差にして可能な限り安全を確保しましょう。

また、後付けも可能なので、お子様の

成長度合いに合わせて設置するのもおすすめです。

 

2.リビングが狭く見えてしまう可能性がある

リビングの広さや天井の高さ、レイアウトによってリビングが狭く見えることもあります。
事前に家具の配置を考えるほか、デザインの工夫で奥行きを出せるようにしましょう。

 

当社はお客様の要望にあわせて最適な提案をいたします。
一度気軽に相談してみませんか。

 

□まとめ

小上がり和室とは、部屋の一角に備えられた、段差のある和室のことです。
特にリビングに備えられていることが多く、

40センチ程の高さが一般的となっています。
収納の良さやくつろぎやすさ、立体感のある演出など、

魅力的なメリットの反面、お子様の行動や狭く感じることには対策が必要です。

 

当社は、住宅の全体に関してはもちろん、部屋の一部分まで丁寧に仕上げます。
館山市・南房総市・鴨川市周辺で、小上がり和室に取り入れてみたい方は、ぜひご相談ください。

 

玄関の横には畳スペース。普段はお子様の遊びスペース、来客の際はゲストルームとして、いろいろな使い方ができます。